２月１４日付け 第150回阿頼耶識とミミズに見る公表値の怪しさ
※これはヴァルブレイヴや最近のスマスロの機械割に関する考察記事です。導入部が長く、古い機種への言及が続きますが、順を追っての説明なので、諦めず飛ばさずお読みください。
機械割。
打ち手が台を選ぶ際、重要視する項目の一つでしょう。
１１５％だと夢は広がるし、ビタ押しが出来れば設定１でも１０３％など、割だけで打つ台を決める人も多いほど、割の高さはかなり強い訴求力を持っています。
僕も、アクロスの割が９８％だったらそもそも打たないだろうし、エウレカやオキドキなど設定６の割が１０８％に満たない台はよっぽどのことが無い限り、近づきません。
また、公表された機械割は、たまに「詐称」されていることこそあるものの、デキレ全盛期の現在においても、ボーナス確率同様、信用できる数値として、広く認識されています。
ですが、割について、重要にも関わらず、その定義や算出方法を説明できる人はほとんどいないでしょう。
多くの人が、リセットの有無や閉店取り切れずを踏まえても、長いこと打ち続ければ、概ね公表値通りになると漠然と信じて打っているというのが現状。
中には、１０５％の時間当たりの期待値を時給換算し、今月はこれだけ欠損したわ～とドヤ顔で語り出す気持ち悪いやつも多い。
数式や期待値の理論、それを積み重ねることの意味は理解できても、もとの数値を疑わない謎。
まともなら、相当な試行を重ねたにも関わらず、デカく欠損した時点で、そのことに気付かなければいけないのに、ドヤ顔で自分のバカさをアピールするマヌケさには、コニタンも思わずにっこりよ。
欠損という事実（その背景にある期待値を積んでるという、俺やれてる感）より、期待値の算出方法について論ずるべきだろうよ。
ということで、今日は機械割＝期待値について書いていこうと思います。
まず大前提として、機械割やエナ、天井期待値というのは、メーカーがリークするか、完全解析が出ない限り、正確に算出することはできません。
その証拠に、数あるエナブログ（「期待値見える化」や「スロパチクエスト」等）の数値がどこも転載でない限り、誤差の範囲ではあるものの、差がみられますよね。
エナで勝っている人ならすでにご存知でしょうが、これらのブログはいわゆるビッグデータから大量（数百万ゲーム規模）の実戦値を機械的に算出し、計算して出しているものです。
なので、精度は高いです。
逆に言うなら、数値の根拠はデータからの実戦値のみ。
これはこれで信頼できるものですが、他の要素や理論の裏付けは意図的に無視してあります。
例えばですね、、、
番長ゼロ。
この台の１５０ゲームやめ台の（ビッグデータからの）天井期待値はおそらくマイナス２０００円くらいだと思います。（１５００円でもいいです）
データからは間違いない。事実と言ってもいいでしょう。
自分で打ってるこれまでのデータをトータルしてもおそらくこれぐらいになることでしょう。
ですが、番長には、ゼロモード抜け後、次回モードを示唆する演出（「ビリビリ」や紫オーラを纏い続ける）が高確率で出現します。
もし、あなたが番長を打っていて、止める際、ゼロモード抜け時、これらの演出から次回モードが優遇されていることがわかったら、止めますか？
全員が全員続行するわけではなさそうですが、続行する人は多いでしょう。（特に設定推測がまだ不確かな場合）
逆に、示唆が無く、次回地獄の可能性が高い場合や、もちこしたポイントが少ない場合は、ほぼほぼ全員が見切り時として、止めることでしょう。
さて、では、その１５０ゲームで捨てられている番長。
「均せば」期待値マイナス２０００円ですが、ホントに２０００円で済むでしょうか？
少なくとも、次回は地獄の可能性が高いのよ？
本来マイナス２０００円だったものが、モード示唆があることで、実際にはマイナス２５００円くらいに悪化するというのは十分理解できることでしょう。
※コイン入れたらオーラの確認ができるというのは、無視してね。
ここまでいいかな？
では、次。
設定４で１０５％という公表値。
これはすべての要素を均してのものです。
上位ＡＴやマレに来る特化ゾーンでの爆乗せも踏まえての１０５％です。
なので、何も起こらない通常運行ではせいぜい１００％とかでしょう。下手すりゃ９８％とかかも。
当然、上位ATに（出玉を）振ってる台（絆２テンゼンとかからくりサーカスとか北斗の拳とか）ほど、その下ブレは大きくなります。
（だから設定４は勝てないというイメージになる）
じゃあ、この１０５％って詐称なのか？と言われると、そうではないですよね。
実際に１０５％出すのは難しいけど、曲りなりに均せば１０５％になるのはホントなので、嘘ではないですし、ビッグデータ上でも、ほぼ割通り出ていることがほとんどです。
引けるかどうかは別問題という割り切りが皆さんにもきっとあることでしょう。
では、では肩慣らしはこの辺にして本題。
少し古い話になりますが、６，２号機の聖闘士星矢冥王復活を覚えていますか？
まどかマギカ前後編やコードギアス３とほぼ同時期に登場した、阿頼耶識モードが搭載されていた、革新的な台です。
聖闘士星矢冥王の機械割は設定１で９７％、設定６で１１０％と公表されています。
DMMパチタウン参照
また、阿頼耶識モードに入った際の割は、設定１で１０５％、設定６で１１５％になるとも公表されています。
DMMパチタウン参照
阿頼耶識モードというのは、設定変更後の１ゲーム目の成立ボーナス（ゼロボ）によって突入が決まり、以降有利区間とは無関係に、次回設定変更まで継続する特殊なモードです。
この有利区間をもブレイクし、機械割を押し上げるエスパーモードの発明は実に画期的だったのですが、その後、模倣され、搭載される台は無く、存在自体もすでに忘れ去られています。
でも、冷静に考えると、一つの謎が浮かび上がります。
それは、そもそもの設定１で９７％、設定６で１１０％というのは、阿頼耶識モード込みなのか、そうではないのか？というものです。
仮に「込み」であれば、阿頼耶識モード非突入際の割は、設定１で９５％、設定６でも１０８％くらいに下がるはずです。
あくまでも阿頼耶識モードは一種のおまけのような存在なので、突入はレア。（１０台に１台も無い？）
普段は、非阿頼耶識モードの台を打つことになるので、込みで表記するのはフェアじゃないと思うのよね。
確かに、阿頼耶識モードへの移行は完全ガチ抽選（ゲラ）なので、「込み」で表記しても詐称とは言い切れないでしょう。
しかし、阿頼耶識モードには朝一以外抽選機会がなく、また終日続くものなので、先に書いた「均せば１０５％」とはちょっと質が違うものだとも思います。
終日に渡って滞在する特別なモードや状態に関しては、本来なら込みではなく、別で表記するのが筋だと思うのです。
が真相は不明のまま、結局有耶無耶に。
多分、表記は「込み」ではなかったと思う、、、（希望的観測）
さて、ここでピンと来た人はいますか？
いないかな？
次の話しは、スマスロヴァルブレイヴの話しです。
ヴァルブレイヴには「ミミズモード」という秘密のモードが搭載されていることを皆さんはすでにご存知でしょう。
具体的に数値化して、ミミズとは何か？という問いに答えられる人は少ないでしょうが、実態として、１００％存在します。
おいおいおい、冷遇の次は、ミミズかよ～、スマスロやってんなっ！（？）
簡単に説明すると、絶対（出玉が）出ないモードです。
移行契機は朝一の１ゲーム（レバーオン）目のみ。
移行率は概ね１／５程度だそう。
そこでミミズが選ばれると、事実上、設定変更までミミズは続きます。
見た目にはすぐにはわからず、確信するまでに概ね５～１０００ゲームほどかかります。
特徴としては、、、
概ね３００のゾーンでCZに当選かつほぼ成功し、ビッグが出てきて、ゲット３００～４５０枚取れ、現実的な確率でラッシュにも入るが上位には絶対行かない。
一時的にはプラス浮上もあるものの、ジワジワ減っていき、最終的にはマイナス５００～１５００枚で一日を終える。
こんなイメージで間違いないかと思います。
また、ミミズに入ると、全設定共通で割が９８％前後になると思われます。
そう、公表値１１５％の設定６であっても、朝一のレバーオンでしくじると、割は消滅。
理不尽にも神台（？）がクソ台に変わる瞬間です。
イメージとしては「逆」阿頼耶識モード。
問題はここから。
前出の阿頼耶識モードは公表値の機械割に含まれているか、有耶無耶だったと書きました。
では、このヴァルブレイヴのミミズはどうなってるんでしょうか？
込みなの込みじゃないの？ってコミュジュルのお姉さんもご立腹よ。
でも、どうやら、界隈のヴァルヴレヴァーたちによると、込みらしいですっ。
そうなのよ。
機械割というのは、均してのもの。
おそらく、ヴァルブレイヴの機械割は朝一１／５でミミズになった場合も考慮された割を公表しているようです。
すなわち、本当の意味での（＝ミミズじゃない）設定６の割は、１１５％ではなく、１１８％～１２０％くらいあると見るべきでしょう。
同様に設定４とかも、１０５％ではなく、ミミズ回避で１０７％とかに上がると思われますっ！
謎の美魔女＜すご～い！たか～い！しゃちょー、もっと高くして～ぇ！！（？）
ちなみに、設定１、２の場合は、もとの割が９８％なので、ミミズになったところで、（出方は変わるけど）機械割は変わりません。
また、おそらく、先日登場し、秒で通路化した「リングにかけろ」の１１９％もこういったミミズのような特殊モードを搭載し実現できたのだと思います。
まだです。
今日の本題の本題はここから。
ヴァルブレイヴって優秀よね！で記事が終わるわけないじゃないっ！！
このヴァルブレイヴ。
あくまでもミミズモードは比較的早い段階で打ち手が察知でき、回避することができるので、ミミズは出玉試験を通すための必要悪、さらに高設定域の割を底上げしている善良な存在なので、皆さんにとっても受け入れられるものでしょう。
がしかし、もし、万が一、、、
察知できないミミズ。
それこそケンシロウ昇天モードのような一方的に打ち手に不利なモードがあるとすれば、、、
これをヴァルヴレヴァー界隈では「モグラモード」（ゲラ）と呼ぶそうですが、、、
設定Ｌとはまた無関係の設定不問の爆死確定モードの存在。
冷遇はまだマシなのかもしれない、、、
というか、リングではすでに実装されていた悪寒！
じゃないと１１８％とか無理だからね。
おそらく、期待値見える化のだくおさんはここまで考慮して、世紀の誤報と嘲笑われた「ケンシロウ昇天モード」を自信をもってリリースしたんじゃなかろうか？（読んだことないけど）
裁判は脅し。
北斗の拳にも多分あるんじゃないかな？
もちろん、他のメーカーのスマスロにも。
そのタコ負け、ホントに引き負けなの？
朝のレバーオンの時点で絶対に浮上出来ないモードが選ばれてたんじゃないの？
言ってたらキリがないけど、少なくとも、今のスマスロには信じられないようなイカサマシステムが実装されていると見るべきでしょう。
６号機リゼロのデキレ、北斗の冷遇、ヴァルブレイヴのミミズ、確定死刑囚が３台も出てるのに、疑わない方がどうかしてる。
逆に、その隙をついたとき、目の前にはブルオーシャン、オスイチの世界が広がっとるんやで。
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