9月30日付け 第121回
花火やバーサスといった往年の4号機を5~6号機で再現するアクロスの「Aプロジェクト」。
発足当初、リプレイハズシの概念が無くなり、リール制御にも厳しい制限が設けられた5(6)号機で花火等を再現するなど、 到底不可能と思われていましたが、結果はご承知の通り。
今やジャグラーに次ぐ定番コーナーとしての立ち位置を確立し、アクロスの台が無い店はほとんどありませんよね。
ジャグラーでは物足りない、AT機はデキレや詐称に嫌気がさし、、、 といった現代スロット難民の救済施設、アジールこそがアクロス島だと言っても過言ではない!
と、思っていたわけなんですが、、、
もしかして、アクロス、難しくて打てない???
まさか、避難所(難民の受け皿)になってない?
先日、某ード店でサンダーVライトニング(6号機)が2台並びで高設定だったため、スロット歴そこそこの協力者と並んで打つ機会があったんですよ。
いろいろ話しながらの実戦で、出玉こそしょぼかったけど、久しぶりに楽しいスロットルを打てて大満足だったんですが、、、
よくよく話しを聞いてみると、どうやら、サンダーはシリーズを通して初めてみたいで、正直、何が「熱い」のか楽しみ方がよくわからないとのこと。 リーチ目はもとより、基本法則や演出の大まかな信頼度を知らないので、楽しみ様がないというのが、その意図するところでした。
そういえば、僕なんかは4号機の初代サンダーから打ってるせいか、初打ちの段階で、すっと(ゲーム性が)入ってきたけど、 よく考えてみると、古参ならあたり前になってる出目、演出法則、言い換えるなら「暗黙のルール」ってアクロス台には意外に多いよね。
悪く言えば、新参者を置き去りにして、(打ち手が)ある程度そのシリーズのことを知ってて当然っていう前提で台が作られてるような気がする。
そりゃそうか、「再現」プロジェクトなんだから、、、
でも、これが、ことサンダーシリーズでは無視でないほど大きなマイナス点になってると思うんです。
例えば、前作「リボルト」では「予告音はチェリーばっかで全然熱くない」みたいなクレームが多かったらしいけど、 初代を知ってる打ち手にしてみれば、「いや、それがサンダーだろうが!!」って憤ったはず。
サンダーは、予告音が鳴って、チェリーを蹴って、消灯して、、、さあどうしよう、ってのを楽しむゲーム性で、4号機当時としては常識でした。 これがリボルトでも忠実に再現されてたわけだけど、初めて打つ人にしてみれば、知らね~よ!!どんだけチェリーなんだよ!! ってなってもおかしくない演出バランスだったと確かに思う。
ライトニングも同様で、アクロス台を「スイカハサミのダブルテンパイハズレからのリーチ目台」と誤認識している初心者からすれば、 演出バランスどころか、出目自体も相当頓珍漢に映ってるはず。
こやつらにしてみれば、スイカのフォローの煩雑さ以前に、さっきからバシュンバシュンうるさいけど、これどうなれば当たりなのよ? 意味わからん=つまらんって評価されてそこで終わりだよね。
いや、だからさ、これは「予告音が鳴って、チェリーを蹴って、消灯、、、」という台からの声が届く前に離席。 「難しい」「向いてない」と判断されて、サンダーアレルギーをコロナの抗体より先にゲット。
現状、サンダーライトニングの稼働は悪い。
サンダー不遇の歴史がまたも繰り返されたように思えてならない。一人のサンダーファンとして実に悲しく残念である。
終
らない。
まだまだ続きます。
結論から言うと、今作サンダーライトニングは実に作り込まれた名機です。
中身を知れば、絶対、楽しい。打ち込み甲斐がある。
それにも関わらず、暗黙のルールの前に屈して、諦めてしまうのは実にもったいないことです。
最近の若い連中はスロットルの楽しみ方を知らない、と書いてしまうと、二階幹事長扱いされてしまいそうですが、 スロットルの面白さって「自分で探ることができる」ことにある思う。
パチンコやAT機ではそれができないからこそ、打っててつまらない、物足りないと感じるんだとも思います。
そもそも、最近の台は導入前に動画で打ち方解説が流されるので、 (新台の)楽しみ方は動画で教わるものなんだという風潮があるように感じます。
わざわざ自分で探らなくても、動画の解説通り打ってれば、損はしないし、一定程度は楽しめることも事実です。
でも、それだと、動画に無い機種は永遠に打てなくなるし、ミスリードにも簡単に引っかかっちゃう。
誰ですか?未だにリプレイなのにスイカを「推奨手順通り」きっちり狙ってるバカは?
お前か?ラッシュ後は「天国をカバーするため100ゲーム程度様子を見よう」を真に受けてる尿分は?
いないよな?ビタ押しできねーくせに、メゴ姫で右リールにバーをビタ押しする手順でボーナス入賞を試みてる頓珍漢は?
バジキッズよ。
サンダーを打て。
考えろ!狙ってみろ!
スロットはお前と共にあるんだぞ!
続く
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