弱小店が生き残る術

omou-eye
我思う

10月17日付け 第131回

5号機が完全に無くなって、早半年。
まともな出玉性能を持つ6,5号機が普及しつつあるとはいえ、遊技人口は相変わらず減る一方です。 最近はパチンコのスペックインフレもひと段落し、本命スペックとされた「金太郎」はコケ、「からくりサーカス」もさっぱり。 先日出た牙狼やうしおととらもダメそうな匂いがプンプン。
相変わらずエヴァとリゼロは強いですが、パチンコも危うい感じになってきたように思います。

そこに、幸か不幸か、天使か悪魔か、スマート機という新たな「負担」がのしかかってきて、 中小の法人は危急存亡の秋(とき)を迎えています。
北山コード、新堀川コードと、ひと先に逝ってしまったり、 価値があるうちに老舗系列店が身売りされたりと、すでに水面下どころか危機が表面化している状況です。

盤石と思われたキングもいよいよ危なそう。
残された某ードはもちろん、低貸し専門の店などは、明日をも知れぬ命だと思います。

アーメン!

最後の神頼み。断末魔。果たして中小ホールは座して死を待つのみなのか、、、
いや、むしろ、死ぬのは勝手。ボッタ店はいっそのこと、さっさと淘汰されればいいのよ。

でも、、、ほとんどのボッタ法人が生きたいはず。マクロス風に言うと、生き残りたいはず。
そう易々と、従業員を路頭に迷わし、不渡りを出し、方々に迷惑をかけるわけには、いかないはずです。

じゃあ、今こそ、知恵を使おうよ。(大手やメーカーに)抵抗しようよ。贖おうよ。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、つぶれ行くホールは今こそ、人事を尽くすべき段だと思います。

全力で抵抗した末に廃業となるなら、少なくとも納得がいくだろうし、場合によっては惜しまれつつ、、、となるでしょうが、 私が思うに、廃業が懸念されている法人では、明らかに努力や工夫が足りないです。
むしろ、努力や工夫以前に、無気力感が漂ってきて、潰れる前に廃業を察知できるレベルの店も多いです。

もっと「やりよう」が存分に残されていると思う。抵抗する術はあると思う。
特にキング。バカかお前らはっ!!
おいっコード!バカしかいないのか?お前らの系列はっ!!
そしてドーム!!お前らも揃いも揃ってバカばっかだな!!

マルハンや巨大資本の無い(クソイチは無いものと考える)京都市内に置いて、店の生き死を決めるのは資金力ではなく、単純に「やりよう」です。
※地方部などでは資金力だと思います。

その証拠に、、、
実質、市内に1店舗しかない二条のサンラッキーがなぜ地域一番店なのか?
グループで実質4店舗しか持たない、地方資本に過ぎないデマッセの梅津店がなぜ地域一番店(だった)なのか?

うまかったからだろう。やりようが。
資金力でも無ければ、ラインナップでもない。出玉もそんなに変わらない。
単純に、うまかった。

一方で、キングよ。
ここはもう、絶望的にバカしかいないんじゃないかと思う。
このままだと、円町も出町もつぶれて、最後にはドーム店に千本店を併合してもらい、ライト館になる将来しか無いよ。
それでいいのか?

サンラッキーやデマッセを見る限り、優秀な店舗管理責任者がうまくやれば、例え資金力に劣る中小であっても、一定の利益を出すことができ、 店、客、景品問屋、地域、すべてのステークホルダーがにっこりとなる共存関係が築けると思うのです。
キングやドームといったダメな店の「上」は無能どころか主観や私情をも挟んでいるので、本当にダメだと思う。

この際、はっきり言いたいね。

代われ。
俺がやる。

私はドのつく素人ですが、この業界と人生の大半を共にしてきた一員として、 大変僭越ながら、無能な店舗責任者どもに成り代わるべく、この機会にモノ申したいと思います。

「弱小店が生き残る術」

それは、繁盛店や大型店と同じ土俵で戦わないことです。
繁盛店と別なところに優位性を確立し、集客する。この一点に尽きます。
前例の無いこともやります。座して死を待つより、積極的に新たなことを試す。

と、口で言いうのは簡単です。
それを実現させる効果的な具体策が必要だよね。

で、真っ先に思いつくのが、「新台を買わず、その分、出玉でアピール!」という策。
もしくは「原点に帰って、海とジャグラーを徹底的に薄利で営業します!」という策。

はっきりいって、こんなのは、住宅街に紛れ込んだサルを虫取り網で捕まえようとする市役所の職員ですら思い浮かぶカスみたいな策です。
営業会議でこの手のことを提案したバカは速攻で降格!!低確に降格!!(?)
むしろ、逆に「新台を全部買う!台数は少ないながらも全機種買って、ラインナップで集客」という策の方がよっぽど現実が見えてる。
なぜかというと、僕が思うに、もっとも効果的なのは、「客層を金払いのいい層に限定する」ことだと思うからです。

現状、パチ屋にとっての「お客さん」は1,高齢者(60歳以上)、2,オタク、3,中年サラリーマンの3層です。
生き残るには、いかにこれらを効率よく取り込むかについてだけ考えるべきです。後は無視、必要のない客です。

この点で、新台を全部買うという策は「オタク」や一部のサラリーマンには刺さります。また(今日の本筋とはズレますが)、大手との差別化にもなります。
だから策としてはマシ。

そういえば、最近になってキングは割と高齢者にターゲットをしぼりつつあるように感じますよね。
魚の干物を売ったり、ウザガキを出禁にしたり、日用品をポイント交換したり、、、
狙いとしてはいい。

が、、

悲しいかな、全部取りに行ってるのよね、、、高齢者だけでなく、若年層も取ろうとしてる。だからダメ。
もっと徹底して、ウザガキは全排除。高齢者だけがお客さんみたいにやらないと、何の意味も無い。
何なら、40歳未満の入場を禁止すればいい。でもそこまでできない。
結局、他の店と同じことをやっちゃう。尖ったことをできないから、潰れる。

やりなさい。

では、(入場制限や新台全コレクション以外に)私が考える効果的な具体的策を仰々しく提案していきます。

1,台の選定

高齢者、キモオタ、リーマンにターゲットを絞った機種で固めます。
最新台や若者向けの版権は不要です。
リゼロ、ギアス、とある魔術の禁書目録、カバネリといったラノベ?系の異世界転生版権はいりません。(スペック的に優れている台のみ後から導入)
高齢者向けにわかりやすく、「暴力」や「殺し」が無い機種。(P海、エヴァ、ユニコーン、Sアイムジャグラー、パルサー、ゴッド)
リーマン向けに王道のミドルや設定不問の台。(S牙狼や北斗、Sオキドキ、犬夜叉、アクロス)
オタク向けの激辛萌え台。(幼女とパンツが見えそうなやつ。そろそろ同性愛、美少年が来そうな気がする)

これら客層に合わせた特殊な機種構成にするところからスタート。
パチンコならリゼロ、スロットなら、マイジャグラー、番長、絆、カバネリあたりはいらないです。

最新台打つなら近隣のボッタ店でどうぞ。設定狙いしたいなら近隣の来店イベントへどうぞ。
普段は当店でお楽しみください。

このスタンスよ。

2,ウィークデーの一部で2部営業(月金推奨)

前例が無いことは無いのですが、この際、高齢者とリーマンに思いっきり忖度し営業時間をいじりましょう。
週に1日程度、営業時間を10時開店~17時閉店、18時に再開店~23時閉店とし、 前半は60歳以上の高齢者のみ入場可能、後半(夜)は社員証等を持ったサラリーマンのみ入場可能とします。
平日の夕方からでも設定狙いができる環境があれば、多少なりともリーマンはきっと戻ってくるでしょうし、 前半の部で高齢者に還元できれば、囲い込みにもつながります。

3,再プレーは認めず、換金率は5,6枚を堅持、出玉共有不可

再プレーの存在と低換金率は、打ち手の収支の差を広げる猛毒です。
囲い込みや税金対策、もしくは出玉感のため、貯玉再プレーや6枚交換を導入している店は非常に多いですが、直ちにやめるべきです。
千代原オメガ、二条サンラッキーのように、「現金46枚貸し52枚交換」が大原則。
そこに共有不可を加える(台移動自由)ことで、プロとセミプロ、養分の差は最小限になります。言い換えるなら、もっともフェア。

適正でフェアな遊戯環境を整えましょう。

4,台データは公開しない

大事なのは、実際に出しているかどうかという客観的な数字ではなく、出玉感です
出玉実績に群がってくるアリ共はプロの端くれのようなもの。招く必要は全くありません。
核心部分は秘す。メーカーも普通にやっていることではありませんか?

何より、サンラッキーとデマッセというもっとも集客力のある店に限って出玉公開を行っていない事実。

ガセはガセとばれないところに妙味と価値があるのです。

以上です。
他にも細かいこと(エナ専は排除、遊タイムは全リセ、低貸し廃止等)はありますが、「客層を絞る」ことに関してはこの4つの策が効果的だと思います。
パチンコに限らず、金払いがいい層をターゲットにするのは、商売の基本です。
最新台を導入したり、イベントを打つことで、得られる客の大半は利益にすらならない迷惑客です。クレーマー。 ドームを見て御覧なさい?イベント日に群がる客の8割は(自称)セミプロだろう。
貧乏人やウザガキは徹底無視。
遠回りなやり方はさっさと諦め、直接的、露骨に高齢者、中年リーマン、キモオタに働きかけていきましょう。

あ、その前に、、、
そこにいる無能で役立たずどころか、学習しない身の程知らずの店長を降格するところからですかね。

生き残るには、先見性を持ち、現状を分析し、具体策を実行できる者に権限を与えること。 それに尽きます。勤続年数、年功序列で上がってきただけの50を過ぎたオッサン店長は害でしかありません。

さあ、今こそ、決断のときです!!

続く

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