今こそ「有利区間」を理解する刻

omou-eye
我思う

5月25日付け 第141回有利区間とは何かを改めて考える

6号機(5,9号機も)を語る上で、「有利区間」という概念は避けて通れません。
この、迷惑装置として、またはパチスロをダメにした元凶として理解されている有利区間ですが、皆さんは、どこまで詳細に説明できますかな?

上限ゲーム数の有無や枚数上限の変更等々、しょっちゅう規則が変わることから、理解を諦めた人も多いかもしれません。
何より、有利区間を詳しく理解したところで、設定推測や台選びに応用できそうにないため、(学ぶことの)必要性すら感じないという人もいることでしょう。
確かに、現時点で、「有利区間の理解」が勝ちに結び付く要素かというと、そうではないよね。と、同時に有利区間について、ほぼ何も知らないプロも多いのが現実。

だがあえて指摘したいね。
その慢心、無関心、無勉強がやがて致命傷になるということを!

近い将来(いやすでに?)、有利区間の理解が勝ち負けに影響してくる時代が来ますっ!!
なんでそう思うかって?

だって、最近の台では「有利区間を切る」っていうのが出玉やゲーム性のカギになってるじゃないですか?
例えば、ヴァルブレイヴ、バキ、、、スマスロ北斗、にゃんこ大戦争、、、等々。
これらの台は、有利区間を切らないと(出玉的に)話しにならない台であり、切るまでが勝負です。 今後もこういった台はどんどん出てくることでしょうし、こういった「貫き系」が主流となるのは、今のカバネリ、北斗人気を見ていると明らかです。

それに、無くなる無くなると言われながら、しぶとく現存し続けるのが、有利区間。
スマスロですら搭載してるんだから、7号機にでもならない限り、撤廃はなさそう。当面、(撤廃を)想定するべきではないでしょう。

ここまで異論ないよね?
じゃあ、話しは早いよ。
有利区間を切ることがカギとなっている台が今と今後の主力機種であるにも関わらず、肝心の有利区間に対する理解が薄いって、問題だよね?

時代は確実に動いているにも関わらず、漠然と、「出玉規制の総本山」的なイメージを持ったまま、スマスロを打ってる人。
はい、逮捕!パチスロ警察は見逃しませんよっ。(?)
最近は、パチスロ裁も対応してきてて、有利区間案件では、すぐに令状出るから。いつまでも安穏としてたら、秒でしょっ引かれるよ。(?)

ということで、「貫き」が流行り出した今だからこそ、改めて有利区間を知ろうではありませんか?
今回は、改めて有利区間のお話。

まずは端的に有利区間とは何か、についてから。

一言で言うと「自主規制」です。
5号機の初代絆や北斗転生、モンハン月下、ゴッド凱旋等は、5号機の法的枠組みの中で開発された合法の機械ではありますが、その実、法の「抜け道」を利用した、グレーゾーンの台でした。
これら機種の最盛期には、5号機の規定では本来はほぼありえないはずの「万枚」が頻発し、射幸性が急上昇したことは皆さんもご存じでしょう。 「遊べる5号機」とは何だったのか、今一度問うべきだと思います。(ゲラ)

その行き過ぎた射幸性に目をつけられ、締め付け、規制強化を恐れたメーカーの組合は、自主的な出玉規制として、K察と合議の後、有利区間を設定することにしました。
具体的には、「一撃で3000枚以上出ないように、リミッターを付けた」と解釈してよいでしょう。
これがすべての始まりです。

が、この程度の「反省」ではK察には許してもらえず、自主規制という譲歩は水泡に帰し、寒い寒い6号機への法改正へと至ってしまいました。
ご存じのように、出玉試験がかなり厳しくなり、割の上限も115%へ抑えられ、ボーナスの枚数すら約3割カット。絶望的な懲罰を食らったわけです。

それでも、粘り強く謝罪と賠償(?)を繰り返した結果、K国、ではなく、K察は徐々にその態度を軟化させ、 業界は6,1号機、6,2号機、中略、6,5号機、スマスロと段階的に「緩和」を勝ち取り続けました。
スマスロでは、「有利区間ゲーム数の上限」という一つの大きな壁も無くなりました。

もう後は、有利区間というか2400枚の出玉リミッターを撤廃するだけなのですが、、、

もはや言及不要。悲しいかな、スマスロが出た現在も、自主規制である有利区間は廃棄するには至らず、きっかり本来の役割である「出玉リミッター」性能を持ったまま、残存しています。

ここで一つ、素朴な疑問。
つまるところ、有利区間はパチスロメーカー側の「自主」規制なんだから、さっさと撤廃すればいいと思いますよね?
厳しい厳しい6号機に法律が変わってしまって、直接的な出玉規制を受けてしまった以上、もう「反省」は必要無いように思います。慰安婦の後は徴用工。次は何だろう?
さらなる規制?やれるもんならやってみろや!!ぐらいに開き直ってもよさそうなものですが、、、

ダメなんですね。
この業界はK察の機嫌次第という実にいびつで、現代社会の闇みたいな世界なので、そう簡単には行きません。
K察のメンツを立てる、K察OBの天下り先を作る、受け入れる、「直接的」にご機嫌を取る、等々でようやく、お目こぼしを得、それにより成り立っている業界なのです。

「換金認めないからな」「貸しメダル料金上限5円な」遊技なんだから当然だろ?とされれば、業界は即終焉。
監督官庁であるK察庁の課長や都道府県ごとの生活安全課のK官は神にも等しく、業界と持ちつ持たれつの一蓮托生ではなく、絶対的存在なのです。 キリスト教で例えるなら、K察庁の(生活安全局保安課)課長がジーザスで、都道府県ごとの(生活安全課)課長が預言者、下っ端のK官がその弟子(サイモンピーターやパウロ)たちと考えると、とてもわかりやすいと思います。
え?逆にわかりにくい?
じゃあ、イスラムで例えようか。まず、アブラハムが法体系を考えた実質的な本部の、、、以下略。

ところで、一時期、カジノ法案を通すべく、なぜかパチンコパチスロ業界、特に「店」側が積極的に動いたことをご存知ですか?
一見するとライバルに見えるカジノの誕生をなぜ、パチンコ店側が後押しするのか?不思議ですよね。

これは他でもない、カジノができることは、「私営ギャンブル」への道を開くことになるからです。(公営ギャンブル=競馬や競輪、宝くじ)
ひいては、パチ屋が遊技場ではなく、賭場として、営業できるための第一歩なのですな。カジノ法案は。
そして、晴れて法的に賭場として認められると、K察の指導下という立場は変わりませんが、一番のネックである「換金」がグレーから完全ホワイトに変わります。
こうなってしまえば、もう業界は法的に安泰。K察なんて適当にあしらえばいいわけで、ましてや顔色など窺う必要もありません。

構造を考えると、カジノ支援も納得よね。(メーカー側は単純にカジノ利権目当てでしょうけど)

こんな力関係ゆえ、そう簡単には自主規制と言えど、有利区間は撤廃できないんです。

そういえば、今年の広島サミットでは見られませんでしたが、かつて、大きな国際的な政治イベントがあるときや、オリンピックなど数日間に渡って相当な規模での警備が必要な場合、パチンコ業界はK察に「協力」していましたよね。
覚えてませんか?
「K察はサミットの警備で大変だから、新台入れ替えは行いません」的な新台入れ替え自粛期間。
伊勢志摩サミットでも、洞爺湖サミットでも、入れ替え自粛はありましたよね。
そもそも、生活安全課のポリスが他府県の警備の応援に、果たしてどれだけ駆り出されているのか知らんけど、市民社会にも、K察にも恭順姿勢をアピールするには持って来いの機会だったんでしょう、

それこそ、「好機」よ(ゲラ)

そして、未だによく見るのが、パチ屋の外壁に飾ってあるディスプレイに流れる情報よ。
そこには新台の紹介の合間に、必ず必ず「飲酒運転撲滅」だの「オレオレ詐欺に注意」だのアホな注意喚起が流れるじゃない?
それに、パトカーもしょっちゅうパチ屋(私有地)の駐車場を巡回してるよね。
等々、何かにつけて、やたら協力的、否、恭順的。

以上、これだけ書けば、さすがの自主規制撤廃ニキ(?)も納得でしょう。簡単じゃないのよ。有利区間撤廃は。 それだけ強いのよ。K察の利権を維持する抵抗力は。新台入れ替え立会検査時の店長(主任)のK察へのへりくだり具合を見ててもわかるよね。

、、、と、どんどん、有利区間の話しから遠ざかって行きますが、K察利権と有利区間はセットです。あきらめてください。(?)
なんて書いてたら、思いもよらず長文に、、、

これをもって、導入編とします、、、
次回に、詳しい有利区間解説を書こうと思います。
お楽しみに。

コメント

  1. とうもろこし より:

    有利区間は導入された当初に理解することを諦めました。
    思えば、スロ離れをしたのもその頃からかも知れませんね。
    それまで良く打ってたのは、10年ぐらい前のART北斗、鬼武者、化物語、ツインエンジェル、、、だったかな?(サミーばっか打ってたなぁ)

    現状、スロもパチも一日の最高出玉がサラリーマン1ヶ月分の給料ぐらい。
    今のラインがギリギリな感じもしますよねぇ
    あとは時速を遅くして、一撃性を上げるか。。?

    しかしK察の顔を立てるのもあると思いますが、国もK察も今の冷え切ったパチ業界をこれ以上堕とす必要があるのか。
    そんな手を加えなくても、徐々に人口は減っていくしホールもメーカーも潰れていく。むしろ今更規制緩和しても手遅れな気が。。

    今回の記事を読んで改めて人口の推移なんかを見ましたが、大きく減り始めたのはPSPとかスマホゲーが普及したあたりなのかな。
    まぁ勝てないですよね。

    ああ、どうしてもネガティブな考えが^^;
    自分はパチンコ業界を応援しております!!

    失礼。だいぶ話しが逸れてしまいました。。w

    • esperhouseesperhouse より:

      パチンコパチスロの人口が減ったのは、ピンフのせいです。

      煽って煽って煽ってガセ。
      ひとまず煽る。とにかく煽る。
      期待度が1%もない状況でも30%に見せるのがピンフ流。

      スペックも激辛で常にホールの味方。stand by pachiya.
      設定4すら負け確の、超機械台回収優先スペック。
      2以上確定台での爆死はシナリオ通り。

      新台を出すたびに、必ず、入りもしない新たな特化ゾーンを搭載し、養分の射幸心を一時的に掴む能力だけは超一流。最近では児童ポルノも積極導入。

      それでも作りが雑なので、3週目には養分も見限られ、光の速さで通路化。
      終始、高設定は使われることなく、ただただバラエティーの隅で貯金箱として不用意な初心者を刈り取るだけの邪悪な存在。

      撤去されても、誰も設置を思い出せない、それがピンフ台!!

      何がユウサイチャンスだ、ぶっ飛ばすぞっ!
      乙女ゴルフだぁ、死にてーか!
      銭形とルパンが共闘??
      超通常時!?
      萌えカットイン!?
      マサムネさま~やさしすぎます~ぅ!?

      死ね死ね死ね!!!!
      社員全員、土に埋めて、のこぎりで首を切ってやろうかいっ!!

      悪のループ。負の連鎖。
      ピンフがある限り、パチンコパチスロに夜明けは来ない。
      ピンフだけは許さない。

      • とうもろこし より:

        おぅ。。さすが筋金入りの平和嫌い^^;
        自分は平和の機種割と好きなのであまり触れないでおきます、、w

        2022年の販売台数だけを見れば、パチは圧倒的にSANKYO。スロはユニバ、サミー、大都が競ってる感じ。
        遅かれ早かれ平和もヒット機を出さないと、じわじわパチ事業は衰退していきそうですけどねぇ

        • esperhouseesperhouse より:

          昔モーニング娘が「釣り好きの人に悪い人はいない」って歌ってたけど、今だと「ピンフ好きは養分しかいない」って聞こえそう。(?)

          パチンコは斜陽産業なので、例えヒット機種を出したところで一時的な延命にしかならないのでは、、、と正直思います。
          頃合いを見て会社を解散した西陣こそが、大局観があり、結果的にみんな幸せになれた結末ではないかと本気で思います。

          ゴルフも言っちゃあ環境破壊の反SDGS装置。

          二重の意味で売国奴はさっさと滅びるのが社会のため。
          さらばピンフ。(練習)