再導入機の罠

katigumi-eye
さらば負け組の日々

12月10日付け

新台に設定が期待できなくなって早十数年。
その間、スロットでは規制が進み、それはすなわち、新台が登場する度にスペックダウンを実感するタイミングでもありました。
一方で、機械代は右肩上がりで高騰し、クソみたいな「屋根」を付けてまで価格を吊り上げる始末。 かつてパチンコは1台20万円が新台の相場で、今ではそれが40万円まで跳ね上がっていると聞きます。 そこに抱き合わせが加わるわけで、そりゃ、牙狼だの乃木坂だのも簡単にひと島導入とは行きませんよね。

当たり前のことだけど、これらの「機械代」を払うのは、我々末端の打ち手。
入れ替え日前後が回収日になるのは当然のことですよね。

でもでも、「再導入」となると、話しは別!!
ホントは作り込まれた名機であるにも関わらず、 時代、というか出玉性能の面で導入時期が悪かっただけで稼働が弱かった台はたくさんあります。
「鏡」や「まどかマギカ劇場版」などは、その典型例だと思います。 少し前の5号機だと、初代リーマン番長や初代バジリスク絆、「凱旋」などがそうですよね。
※今では考えられない話ですが、リーマン番長、絆、凱旋は導入当初、スペックのせいかゲーム性のせいかわかりませんが、 なかなか受け入れられず、ほとんどの店で大規模な減台が行われました。 その後の再導入、からのフィーバー(?)は皆さんも記憶に新しいところでしょう。 絆も番長も中古価格が(まだ「検定期間」が残ってるのに)3万円ほどまで落ちてた時期があったなんて、信じられないでしょ?(本当です!!)

それら「不遇台」に時代が追い付いてきたタイミングに満を持して、再導入する。いいよね。
再導入には、機械代がかからないため、導入即回収する必要もなく、扱いは腐っても「新台」なので、絶好のねらい目となったということです。
店も新台はやっぱ出したいんだよ、出して客を付けて、長く使いたいんだよ。 この心理が広く共有されていて、結果として、再導入機はセオリーとして「勝てる」台だというロジックです。

だけど、、、(ここからが本番)
最近、鏡や聖闘士星矢SP、リゼロって結構、再導入や増台されてるけど、全然、設定入らないよね?
次だろ?次のイベントこそ、、と思って狙い続けても、設定4が関の山。
ホームである、ドーム店や某ード店や脱ジェイ店がたまたまそうなのかもしれませんが、とにかく、扱いが悪い。

少し前までは、狙う人も少なかったし、ホントにチャンスだったのに、どうしてこうなったのか、、、

どこもそれだけ経営が厳しいだろうね、、、と結論付けていたんですが、どうやらそうでもないらしい。
というのも、最近再導入された機種って、鏡、聖闘士星矢、サバ、リゼロといった結構前の機種ばっかりなんですよね。 鏡に至っては「2018年10月」が導入日なので丸々3年前の機種ってことになる。

、、、3年。
いろいろあったなあ。わたしくごとではありませんが、結婚、長男の誕生、失業、離婚、コロナ感染、、、光陰矢の如し。(?)
もう、3年が過ぎたんですね、6号機が導入されて。
ということは、ですよ、いわゆる「検定」が切れる時期でもあるんです。
パチンコパチスロってのは、「保通協」の試験(検定)に合格した機種しか発売、導入できないことは皆さんもご存じでしょう。 その「合格」の有効期間は3年と決まっており、これが切れた台は「みなし機」として、 店舗に継続設置こそできるものの、新たに導入(設置)することや故障修理ができなくなり、順次撤去対象となるのです。
40~50万で買ったものが、わずか3年しか現実的に設置できないなんて、かなり理不尽ですが、法律でそう決まっているんだからしょうがない。
でも、その救済措置として、「合格」期限を3年延長することが認められています。

それが俗に言う「認定」です。

認定を受けた(取った)台は、(中古機市場で買い付けて)新台として新たに導入することはできませんが、自社の倉庫に眠っている台を再設置したり、 同じ都道府県内にある「同一資本」のグループ店間で移動させ再設置することはできます。また、壊れても部品交換し修理することもできます。
なので、3年経過後も稼働が見込める台(特にジャグラー)は認定を取るのが当たり前なんです。 今残っている5号機も大半(全て?)が認定を受けています。

検定はメーカーが自ら保通協に持ち込み、合格後、都道府県のK察の検査を受けるもので、店舗に介入の余地はありませんが、 認定は導入した店舗が主導的(自発的に)にK察に申請するという点で大きく違いがあります。
その際、検査を受ける条件として、「店舗に設置した状態である」という条件が付くのがポイントです。

端的に言えば、認定を受けるには、その台を店舗に設置していなければいけないのです。

6,4号機?には大いに期待するものの、導入はまだ半年以上先です。
1月末の総入れ替え時には6,3号機も間に合わないばかりか、番長ゼロや新聖闘士星矢もどうなるかわかりません。
となると、鏡やリゼロはもうしばらく使うかも?と思うのが、人情というもの。

そこで、認定ですよ。
さすがに戦コレ家康君とかアナルメガ盛りとかは、どう転んでもいらんだろうけど、 まだ稼働する可能性がある鏡やリゼロあたりは保険として認定を取るべきでしょう。

もうわかったね。
昨今の再導入ブームは、認定を取るための仕方なし再導入であり、頃合いを見計らった積極的な再導入ではないのです。

当然、設定には、、、、

期待できないよね。
おそらく、認定が取れ次第、一旦お役御免。(認定取得には2か月ほどかかるらしい)
番長ゼロを始めとした6,2号機がこけたり、 1月末でまともな機械の都合がつかなかったときに「穴埋め」要員として控えるというカラクリです。

いや~、これで腑に落ちたね。
何で、再導入機がここまで渋かったのか、納得できたお。
逆に言うと、これから先、再導入機には気を付けなきゃいかんというわけです。

検定切れが近い台の再導入には絶対に近づくなっ!!
これが今日の結論です。最後までご視聴ありがとうございました。(?)

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