9月22日付け 全機種制覇の旅
先日、モンキーターン、ゴッドイーターが好調なヤマサ社から登場した疑似ノーマル機ハイパーラッシュ。
コイン単価の低いメダル機(6,5号機)であることやコンテンツの弱さから、導入台数は少ないものの、評判は上々のようですね。
非メインのバラエティー要員ということで、設定には期待できませんが、設定1でもフル攻略100%ということから、先日打つ機会に恵まれたので、さっそく実戦。
3000ゲームほど回して、収支はちょいプラス。設定1並みの合算でしたが、その甘さの片りんと楽しさを十分に感じることができる実戦となりました。割詐称はなさそうな悪寒。
設定推測はほぼ不可能なので、勝てる機種ではありませんが、「アクロス」のように末永く楽しめそうな機種だと思いました。
細々とでいいので、末永く稼働して欲しいね。
小役ナビがサラッと外れるシンプルさが往年のヤマサテトラ機を思い起こさせてくれ、懐かしい感じと共に、リーチ目を知らない初心者でも気軽に打てる設計になっているので、ぜひ最近のデキレや荒波機に疲れたユーザーに打ってもらいものです。
とはいえ、ハイパーラッシュは、ノーマル機ではありません。
ガメラやナイツのようにATで疑似的にノーマル機を再現している機種です。
それゆえ、初心者には取っ掛かり辛いのも事実であり、損せず機械割100%を実現するためにも、多少の事前知識が必要です。
今回はそういった疑似ノーマル機を打ちたくても打てないライトユーザーに向けた解説記事です。
ぜひこれを読んで、疑似ノーマル機も選択肢に入れてもらえると、幸いです。
おそらく、疑似ノーマル機の複雑さゆえ、ガメラを敬遠してしまったライト層はそれなりの数、いたと思いますしね。(もったいないことだ)
まずは、疑似ノーマル機とは何かについて解説していきます。
1,中身はAT機なので、変則押し時にはペナルティがある
一応、店舗では「ノーマル機」のくくりをされていますが、中身はAT機です。
ハイパーラッシュでは、通常時は常に高確率で「6択13枚ベル」が成立しており、逆押しをしない限り、延々に13枚役は入賞しないようになっています。(逆押しをしても、色と押し順が合わないと入賞しない)
逆に言うと、逆押しをすると、13枚役が偶然かつ頻繁に揃うことがあるので、コイン持ちはかなり上昇します。(50枚あたり150回転くらい回りそう)
ということは、そうですね、逆押しはペナルティとなり、ノーマル機でありながらペナルティ中はボーナスを一切抽選しない状態になります。(機種によっては中押しがペナルティになる場合もあります)
また、当たり前?ですが、押し順ナビ発生時に押し順をミスをすると損します。
2,ボーナスは所詮なんでもありなAT
ボーナスとは名ばかりで、ボーナスはATが発動した状態に過ぎません。
ATは告知さえ入れば、発動するため、ジャグラーのようにボーナス絵柄を入賞させる必要は無く、従って、目押しもいりません。
また、あくまでもATなので、「ノーマル機」とうたっていながら、ボーナスの抽選確率やボーナスの振り分け(バケとビッグ)は常に一定ではなく、「高確」や天井はもちろん、冷遇を設けることやボーナス消化中に1ゲー連を抽選することも可能です。
6号機初代のガメラはこのタイプにピタッと当てはまり、バトル高確があったり、理不尽にバケが連打したり、2択(や3択)を当てるとボーナスというフラグも存在しました。
ゆえに純粋なノーマル機とは程遠いと言っていいでしょう。
このように、打ち出すゲーム数や内部状態、直近の吸い込み具合等により出玉率が変わるため、疑似ノーマル機を打つ際は、常にこのことは気にしなければいけません。
3,ATとは言え、一発抽選がメイン
冷遇があったり、高確の概念があったりと、それだけ聞くと従来のAT機となんら変わらないように見えますが、疑似ノーマル機とAT機の決定的な違いは、ATの抽選の大半を一発抽選で行っているところです。
イメージとしては、確定役しかないゴッド。それが疑似ノーマル機です。
高確やCZはおまけでしかなく、リーチ目のような形をとる確定役を当たりのメイン契機とすることで、「ノーマル機」っぽさを演出していると言えるでしょう。
レア役との重複風に見せる場合もありますが、基本は確定役が成立=リーチ目風出目出現=ボーナス確定ということが圧倒的に多いです。
4,前兆を経由する場合が多い
一発抽選とは言ったものの、ゲーム性を担保するため、リーチ目風出目が出現後、前兆や連続演出を挟んで告知する機種がほとんどです。(ゴッドのように即告知、即発動はマレ。)
ここが意外に重要なのですが、前兆中は、規定上「リール制御」を変えることができないため、出目は普段のハズレ目しか出現しません。
言い換えるならば、成立ゲームでしかリーチ目は出現しないのです。
当然、7を揃えることは絶対にできません。
ハナビやパルサーなどのノーマル機では、ボーナス成立後はほぼ毎ゲームリーチ目が出現しますし、狙えば7やバーがいつでも揃います。
しかし、疑似ノーマル機の場合は確定役によってリーチ目のような形の出目を出しているに過ぎないため、成立ゲーム以降は再度確定役を引かない限り、絶対にリーチ目は出現しないのです!!
ゆえに、前兆中の2~5ゲームはただ告知を待つだけのロスをする区間だということができます。
ノーマル機でありがちな最速入賞手順という概念は存在せず、AT告知を待つだけです。
逆に言うと、リーチ目やボーナスの成立を見逃すという概念もなくなるため、打ち手によって差がつかないのも特徴です。
ここまでいいかな?
ペナがある。押し順発生時は押し順に従わないと損をする。
ボーナス抽選確率は常に一定とは限らない。
確定役成立ゲームのみ出目が変わり、リーチ目風の出目が出る。以降はハズレ目しか出ない。
ボーナス絵柄は絶対揃わず、告知を待ってボーナスが発動する。
こうして見ると、疑似ノーマル機はけっこうクソなんだけど、そこはメーカー各社、よく考えています。
腐っても、ノーマル機だと思わせんがために、各社いろんな工夫を凝らしているのです。
特に、今回取り上げる、ハイパーラッシュは疑似ノーマル機の完成版?とも思えるほど、よくできているのでこうして筆を取っているのですが、、、
紙幅の限界?が来てしまいました。
具体的にハイパーラッシュは何がいいのか?については次回の記事でお伝えします。
お楽しみに。
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