パチ屋一人負けの「来店」バブル

omou-eye
我思う

12月19日付け 第158回 来店バブルの限界

全国的に今、パチ屋は空前の「来店バブル」らしい。
言われてみれば、ここ京都でも(来店者の)実戦の有無を問わず、「来店」の数がすごく増えたと感じます。
今月(12月)なんて、探せば毎日どこかで来店やってる感じ。

ここまで「来店」が増えた背景には「広告規制」の実質的な緩和と、逆にステマ(晒し屋)の締め付けが挙げられますが、それ以上に高い集客効果が直接的な背景にあると思います。
もはや来店と言うのは、主に広告代理店を利用したイベントの総称と言っていいでしょう。

一方で、来店イベントには、基本的に出玉が伴っていることから、非来店時=通常営業日の稼働や出玉状況が相対的にガッツリ落ちているのも事実。
おそらく、皆さんも、連日のように告知される「来店」を目掛けて、その都度、行く店を変えているのではないでしょうか?
そうでなくても、確実に、無イベント時に突撃する機会は減ったとも思います。
その証拠に、西院ドーム店の周年来店ラッシュ時には連日200人を軽く超える抽選客が集まりましたが、一連のラッシュが終わった翌日には、わずか5人までその数が減っていました。

バブル以前の半年前と比べ、着実にイベントと無イベント時の格差が広がっていると実感します。
これでいいのか?
持続可能なのか?
単純にそう感じるよね。

確かに周年や前後のイベントで、初来店の客が多く訪れ、店を知ってもらう分には、効果はあったことでしょう。
しかし、結果として、その期間に撒いた餌代の分以上の効果があったかどうかは疑問です。
おそらく、そのときに集まり、いい思いをした客は、確実に再び、来店するでしょう。

でも、次来るときは、次の「来店」日なんじゃないの?
店側が期待する、「養分として、無イベント時にフラッと来て、お金を使ってくれる客」にはならんでしょう。
遠方からの客だと、なおさらよ。

結局、来店で呼んだ客は、来店時にしか来ない。
で、その来店時は基本的には出す。その分は当然、通常営業にしわ寄せが行く。
ほとんどの打ち手がその構造に気付いた今、翌日の通常営業にはびっくりするほどの閑古鳥。
昨日いた客は、別の来店の店で今日も朝から行列を成す。

アホだよね~。

結果だけ見れば、店は、代理店や演者に金を配り、一見の客に餌を撒いただけ。
常連(養分)はその様を苦々しく感じ、やがてはバカらしくなり、パチンコ市場そのものから去っていく。

パチ屋だけでなく、業界全体の損失だと言っていい。

客は確実に賢くなった。
成功体験も積み、一定数存在した構造的負け組はごくごく一部になり、もはや、一億総中級者といっても過言ではないご時世。
遠隔だのオカルトだのは、真顔で言ってもギャグとして捉えられる時代に、「来店」を餌に新たな需要を掘り起こそうなど、前時代的もいいところ。

斜陽産業といわゆる原因はメーカーの(台の)売り方ではなく、パチ屋にある!

そんなパチ屋の一人負けの今こそ、策が必要。
少なくとも、現行の金をかけた集客方法は、費用対効果がほとんどない!!
こんな無策以上の下策を自信満々で提案する役職者は即刻、パワハラで追い込んで、自主退職に追いやれ!!

、、、冗談ですよ。みんなの好きな青7上段テンパイよ。(?)
彼らにも家族がいる。過疎店に左遷程度でとどめておきましょう。

コンサルの提案なら、即刻契約解除。
まだパチスロ好きなバイトに助言を求める方がよっぽど建設的。

とはいえ、ほどなく並べば勝てる来店バブルは終了することでしょう。
店も持たないだろうし、さすがに気付く。
少なくとも、ガセ来店の比率は早晩、かなり増えてくることでしょう。
特に、無名演者来店時や来店イベント頻発時。(すでに北白川オメガでは起きている?)

最終的には「単純来店」だけでは人を呼べなくなり、「ダブル来店」や「コラボ来店」とかやりだすと思うよ。(ゲラ)
そうなると、いよいよバブルもおわり。

我々はひとまず、このバブルでひと財産築き、来るバブル崩壊に備えようではありませんか。
今はとにかく、来店イベントに突撃あるのみ!!
すでに抽選が厳しくなっていますが、その分、来店が同日に重複することも多いです。
バブルも段階が進み、選ぶ目も徐々に求められてきたということですね。

デビューやドーム、キングのように来店=勝ち確配分の店と、嵯峨野ラッキーやアミューズ、オメガのようにガセも混ざる店をきっちり見極め、ホカホカの正月を迎えようや!

コメント