10月5日付け 第156回 劣化と限界のパチスロ攻略誌
日本のメディア、マスコミは偏っている。
おいおい、パチスロサイトでいきなり何の話しだ?
と、感じたかもしれませんが、意味のある導入部なので、諦めずに聞いてください。
日本のメディア、マスコミは偏っている。(再)
特に新聞だとアカヒや産経、一部地方紙、テレビ番組だとサンデーモーニングや報道ステーションが例として挙げられます。
これら新聞や番組は、中立、公平を謳っておきながら、独自の思想に基づき、偏り、世論を誘導しており、けしからん!と思う反面、これはこれでジャーナリズムとしては機能するので、大した問題ではないと思います。
問題なのは、その質の低下。
まずもって感じるのは、取り上げるニュースの重要性への違和感。
大きな動きがあったのに、なぜか翌日の朝刊トップは別のニュースであったり、災害発生時には延々と被害の状況や被災者の様子ばかりを垂れ流したり。
政治や経済に関してもそうよね。速報的な場合、解説の質は相当低い。
中でも、今パレスチナやレバノンで起こっている争いを始めとした「国際問題」を扱う場合は酷く、パレスチナのニュースがカイロやイスタンブル発になってたり、AFPやロイターといった外電発なのも多く、一次ソースとしての取材力が本当に落ちてると感じます。
こういったことから、すでにYouTubeなどの独立系ネットメディアの方を多用ないし、信用しているって人が多いのではないかと思います。
さすがに、お前それ、ちゃんと裏取ってんのか?って感じることはありませんが、ここ数年の既存メディアの劣化には呆れるばかりです。
と、何でこんなお堅い話しから始めるかと言うとですね、パチスロの情報というか、パチスロメディア(?)に関しての記事を書こうと思うからです。
少し昔話しをすると、、、
ネットがここまで普及し、各攻略ブログ、エナブログが浸透する前は、スロマガ(パチスロ攻略マガジン)、ガイド(パチスロ攻略ガイド)、必勝本(パチスロ必勝本)の3雑誌がすべての情報源でした。
雑誌という媒体である以上、事実(攻略要素)の判明から、およそ半月遅れで各種「解析値」は掲載されるわけですが、情報は正確かつ有意義で、文字通りパチスロ攻略には欠かせないものでした。
正確性と重要性という意味で、それはそれは、大変、役に立ったものです。
また、全ての答えを書く今のエナブログとは違い、読者に「その情報(数値)をどう生かすか」を委ねていた点で、「パチスロリテラシー」を高める効果もあり、まさにメディアとしての役割を果たしていたと思います。
そんな健全な状況が、サブ基盤AT全盛期を過ぎ、ピンフ社を中心として短命な新台が乱発される時代に入ったころから、徐々に変わっていきます。
(出版不況やパチスロ冬の時代はまだ先)
当時は、解析作業を各出版社が独力で行っていました。
台の基盤からデータを吸い出し、文字通り、解析。データを見やすいように数値化し、適切な解説を加え、掲載。これをほぼすべての新台が出る度に行っていたのです。
かなりの汗を流し、コストをかけ、グレーではあるものの、「仕事」として健全なことをやっていたわけです。
しかし、サブ基盤のデータ容量というのは実に莫大で、日増しにその容量はゲーム性の向上と共に増加していき、比例してコスト負担が増大しました。
その分、雑誌が売れれば問題なかったのですが、容量の増加と雑誌の売り上げにはほぼ因果関係はないので、出版社としては頭が痛かったことでしょう。
それでも、そもそもの新台数が少なかったため、まだなんとかなっていたのですが、、
ピンフのせいよ。ヤマサのせいよ。
あろうことか、こやつらが、有力コンテンツでクソ台を乱発しだしたんですよね。
とにかく完成度が低く、短命。そのクセ、コンテンツだけは強いから、取り上げなければならないという強迫観念。
結果どうなったかと言えば、、、
コストをかけて行った解析記事が雑誌に載るころには、その新台が通路化しており、読者の興味を引かず、雑誌は売れずという惨状が繰り返されることに、、、
言い換えるなら、クソ台の乱発により、解析値というパチスロ攻略の要であった数値の算出にコストがかかり過ぎるようになった一方、雑誌の売り上げ増には繋がらず、解析が割に合わなくなったのです。
そんな折に、エンターライズという黒船が襲来し、あろうことか雑誌に解析データを掲載することを「著作権侵害」と脅迫する事件が起こりました。
ガイドの「アイルー、猫事件」とはまた別の種の大事件です。
この脅かしにより、出版社は裁判を恐れ、エンターライズ社の台に関わらず、独自に解析することをやめました。
さすがに、それでは共倒れになり、一部の情報強者だけが得をする健全なパチスロ市場を構築できないため、打開策として生まれたのが、メーカーの「解析値」リークです。
また、同時並行的に、雑誌は広告の出稿の少なさにも頭を抱えていました。
5号機初期くらいだったかと思いますが、業界の健全化の一環で「詐欺攻略広告」の掲載をヤメ、その代替で枠を埋めていた「出会い系(これもほぼ詐欺)広告」もブームの終焉で下火になっていました。
京王企画やサバチャン直撃打法とか「ニューヨークで松井といったら、、、」の文句が眩しいトルマリンブレス?、等々、懐かしいよね。
こういった様々な要素が絡み合い、
解析にコストかかってるだろ?著作権的にも危ないよ?やめなよ。特別にデータは「一部」リークするからさ。何なら広告も出稿するよ?
というメーカーの甘い罠にかかってしまい、雑誌は抱き込まれてしまったのです。
こうなると、記事のソースでもあり、広告主様でもあるメーカーに不都合なことは書けず、肝心の「解析値」にしても、リリースのタイミングの管理はもちろん、重要な部分の出し渋りに合うことになることは目に見えていました。
あとは、わかるな。
その後の転落はネットの普及によるところがほとんどでしょうが、ご存知の通り、スロマガは廃刊、残った2誌も大幅に値上がりしライター名鑑のような構成になってしまいました。
未だにスロマガや必勝本のライターと名乗ればそれなりの権威はあるようですが、まあ、弱くなったよね。
動画や来店なら、スロパチ?とか黒バラ?、「くうか」とか後発に完全にやられ、「解析」や攻略の情報ソースとしても、「期待値見える化だくお」や「一撃」「DMM」、その他独立系のエナブログやNOTEによって駆逐されつつある、というのが現状でしょう。
そこによ、今回の「モンキーターン事件」が起こったんです。
(今日の本題はここから)
もうご存知の方も多いでしょうが、今、最も人気のある機種と言えるモンキーターンVの「5枚役」には超絶な設定差があることをご承知でしょうか?
ざっくり数値を書くと、
低設定域では1/40
高設定域では1/20
くらいで成立、入賞し、通常時、ラッシュ中問わず、常にカウントできるらしいのです。
裏を取ってないので断定は避けますが、ネットを見ている限り状況的にほぼ確定。
情報の出どころは、個人?のNOTEのようです。
ここで重要なのは、3点。
1,5枚役のカウントは容易かつ、特大の設定差が存在
2,雑誌を含む有名メディア(DMMや一撃)ではなく、個人?のエナ?ブログが数値を公表
3,導入から半年以上が経過
事件の本質は、導入から半年も経っていながら、小役カウントというもっとも単純な攻略要素にすら大手メディアは気づけなかったと言うことです。
これはデータ解析には当たらないので、著作権にも触れないでしょうし、実戦値として掲載することはメーカーとの力関係を考えても可能でしょう。
(圧力で)載せられなかったのではなく、気づけず検証すらできなかったと捉えるべきです。
いやぁ~、呆れるね。
まったくやってないんだろうね。
攻略に繋がる考察とか検証とか。
これで「攻略」を冠するとは、、、
実に恥ずべき事態であると同時に、大手メディアの劣化はもとより、野良?のエナブログのような弱小ネットメディアの優位を決定づけた事件だと私は思います。
適当にメーカーリーク値を掲載し「攻略」したことにして、後は来店と動画で小銭を稼ぐ。
これが大手メディアの実態。俺たち?のスロマガの現在地よ。
大きな声で言いたいね。
これで納得と共感は得られるのか?
裏金議員、統一教会とズブズブの自民党総裁、我が国の首相の所信表明演説なみに「攻略」の二文字が白々しく感じるわ。(怒)
少なくとも、スロマガサイトへの課金は今すぐやめましょう。
、、、いないか、そんなサイトに課金してるド情弱は、、、
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