京都の店レビュー ~その6~ マンモス城
新シリーズの店紹介企画。
5回目の今回は、駅前三国志の一国、マンモス城(京都駅前)を取り上げます。
少々ネタバレになるんですが、超絶イベントのラッキー、おススメのディッパーの二店舗に比べ存在感が薄いながらも実力(出玉力)は確かなマンモス城は、さしずめ「呉」といったところでしょうか。
再プレーも可能で、交換率も優秀なのは、まるで長江と漢水、二つの要害のようです。(?)
一方、その持続可能性は疑わしく、史実では最後まで残った呉とは違い、もっとも早く退場しそうな店でもあります。
規模感や体力という意味では、荊州(大宮店)を失った後の蜀のようでもありますね。
いずれにせよ、圧倒的曹魏(ラッキー)の前には無力。
そんな、マンモス城はいったいどんな店なのか、そのときあかしをご覧ください。
※現代中国が嫌いな人は三国志(三国演義)を読むといいよ。
マンモス城(京都駅前)
基本情報
46枚貸し約52枚交換、再プレー920枚、パチンコは2500発。共有可能。
9時半抽選、10時にローリング入場。
イベントは10日と20日。その他不定期で「おすすめ」等がある。
また、パチンコも比較的まともな運用をしており、イベント時は海を中心に、安いながらもボーダー越えの台が散見されます。
メインは北斗の拳、モンキーターン、カラクリサーカス、そしてジャグラーと、聞き慣れた面々です。
場所柄、夕方以降に稼働が上がるのかもしれませんが、日中に見に行った限りは過疎っており、持続可能性は極めて低く、沈下が進んでいるという印象。
とはいえ、駅前界隈で夕方以降に打てる店は他になく、エンジョイ勢にはマンモス城一択となることは間違いありません。エスパーハウスが責任をもって断言。
設定状況★★★☆☆
例によってイベント時に設定5、6を使い、普段はあって4?みたいな、ありがちな店です。
ボッタ系の他店と違うのは、再プレーがあることと、少数機種にも毎回期待できる点です。
具体的には北斗、ジャグラー、+どこかに1~2台といった感じなので、計算もできつつ、セカンドチャンスもあるのが強みか?
再プレーが可能な分、勝機はあり、イベントに並ぶ価値がある設定状況です。
とはいえ、設定6の数は少なく、過度な期待は禁物。
相手関係(並び、客層)★★★★☆
イベント時の並びは40人ほど。土日が絡むと、さらに増えることでしょう。
その40人がどこに行くかというと、北斗を埋めるわけでなく、モンキーに群がるわけでなし。
新台、パチンコ、他店も含め、きれ~に分散するので、40番での入場であっても、打ちたい機種には座れます。
客層は、さすがに一定数のプロはいますが、軍団やウザガキは確認されず、稼働状況も程よい感じなので、ソロプレーでも十分に勝機があります。
他店と違い、イベント日なのに、可能性のあるところに移動できるってのが大きいよね。
癖、絞り込み難易度★★★★☆
10日の実戦時、北斗の島へは4番乗りでした。
驚くことに、その日の当たり台には1番2番入場の客がピンポン着席しており、この事実から絞り込みは容易だと考えられます。
実戦当日は私の絞り込みが甘く、仮に1番だったとして、そこに座れていたのかは疑問ですが、データを取り続ければ、すぐに結論に至れることでしょう。
※「アナスロ」非掲載店なので、過去にさかのぼってデータを集めることはできない。
サイトセブンでデータを公開しているので、イベント後にはすぐにデータをチェック。
総合評価★★★★☆
世は北斗の過渡期を迎えており、今後どうなるかはわかりませんが、このままいくなら、使える店です。
繰り返しになりますが、設定入ってる、絞り込める、客少ない、軍団いない、移動できる、、、この条件が揃っている店はなかなか少なく、優良店と判断してもいいでしょう。
よくまあ、このインターネッツ時代にこんな店が残ってたわ、と思うレベルです。まるで凍土に眠る冷凍マンモスのよう。(どうしても言いたかった)
打てる日は月に2日しかありませんが、どちらも市内はイベント空白日。
ローチャンスのキングに並ぶよりはよっぽどマンモス城が勝てると思います。
サイコのささやき
思いのほか、高評価になりましたが、それだけ再プレーの力は強いんです。
見た目の出玉や設定もそりゃ重要かもしれませんが、大事なのは勝つこと。
高設定を掴むことは手段であり、ゴールではありません。
駅前ラッキーやディッパー、F-1のように派手な出玉でアピールするとインパクトはありますが、じゃあ、自分が勝てるかというと、思いのほか難しい。
これらの3店舗で「つかんでるのに(トータルで)勝てない」と悩んでいる人は、一度マンモス城で勝ち方を学ぶといいと思います。
かつては、こういった小規模ながら、いや、小規模ゆえ、限られた数の客を相手に細々と持続可能な営業を続けている店はたくさんありました。
ホメガや出町キングなんかはその筆頭でしょう。
しかし、コロナとスマスロ化でそういった店は狙い打ちされたかのように、淘汰され、大型店や大型資本の系列が幅を利かす世の中になりました。
大型店は大味で利益本意です。零細店が淘汰された暁には、やりたい放題の営業に切り替えることでしょう。
そういった力による支配を防ぐ意味で、悪質ボッタ店は淘汰されるべきですが、マンモス城のような旧来型の店の存続は我々にとっても利益があります。
さすがに負けに行く必要はありませんが、期待値トントンの台などは積極的に打ち、稼働貢献し、たくさん出た日には同じビルにある(同一資本の)焼肉大将軍で乾杯しましょう。
コメント