還元とイベントのセオリー(本編2) 6月20日付け
ニーハオ。
「ガセイベントを見抜く方法」の3回目です。
過去のシリーズは下記リンクからどうぞ
その2(本編1)
その1(導入編)
昨日、寝る前に突然降ってきたので、まずはそのことからお話ししたいと思います。
パチ屋の出玉って、尿だよね。
尿に例えるとすごくわかりやすい。唐突だけど、まあ、聞いてください。
人や動物は生命維持、活動のために水分が必要です。
ですが、摂取したすべての水分すべてが使用されることはなく、超過分は老廃物と共に尿や汗、時にはオーラとして体外に放出されます。
10リットル摂取すると、9リットルくらいでしょうかね、排出されるのは。
暑い夏場なら、4リットルが汗で、5リットルが尿で、寒い冬なら汗はほとんどかかず、ほぼ尿で全量9リットル分出ることでしょう。
すでにお分かりかと思いますが、摂取した水分、これは他でもないパチ屋の売り上げです。我々がサンドに投資(ぶっこんだ)したお金そのものです。
これが、パチ屋の生命維持、すなわちランニングコストとして一部が消費され、また、新店や改装、新台入れ替えや代理店への支払いに汗として、霧散する。
そして、最終的に残った分が尿として払い出されるされる。これが出玉です。
さしずめ、それに群がる我々は、ハエか、それが糖尿ならアリでしょうか。
尿の量は、摂取した水分と生命維持、汗の量によって変わるわけですから、出玉(尿)が多い優良店はそもそもの稼働や売り上げが多く、ランニングコストをかけず、投資、特に機械代や広告宣伝費を控え目にしている店と言い換えることができますね。
ボッタ店は逆で、そもそもの水分摂取自体が少ないため、他をどれだけ控えても、結局出せる尿の量は控えめか、水分摂取が多かったとしても、汗、すなわち新台をたくさん買ったり、代理店イベントを頻発することで、結果低尿になると説明できます。
また、汗についてもっと掘り下げるとすれば、汗の量はいくら抑えようにも、暑い季節(気温の変化)はどうしても出てしまいます。
この現象?は、避けられない事情、すなわち他店対抗上どうしても入れ替えや代理店イベントを行わざるを得ない状況を例えています。
うーむ。
我ながら、尿の例えは言い得て妙。
だからこうして、下品を承知で記事にしてるんですが、パチ屋の出玉構造を理解するには実に適切な例えだと思うのです。
出玉は尿!
以上です。ありがとうございました。
さて、気を取り直して(?)本編へ。
前回に引き続き、構造について話していこうと思います。(1~3については前回記事参照)
4,(イベントの)頻度と信頼度は反比例する
タイトルだけで、説明は不要かと思いますが、一応解説。
そもそもパチ屋は営利企業であり、仮にNPO(非営利)であっても、維持費(人件費や電気代)は絶対に必要です。
利益は出さなくても、赤字にはできないわけで、その分を打ち手から回収しなければいけません。これを寺銭、もしくショバ代と言います。(厳密にはちょっと違う)
つまり、例えどんな超絶優良店であっても、売り上げから経費を差し引いた残り(尿)しか、出玉還元できないのです。(当たり前)
となると、回収日があるのは当然です。
にもかかわらず、連日連夜イベントが組まれている不思議。
一例を挙げると、千代原オメガ。
6月はほぼ毎日イベントやってますよね。
1日の蒼りな来店に始まり、応援女子黄色共有禁止デー、新台入れ替え応援女子バーチャル来店、アツ姫熱血取材、結菜ちゃん(特定日)、PS調査員来店(ぞろ目)、七美れん来店共有禁止デー、砂糖まる来店、クイーンズパレード、新京都オペレーションと続きます。
実に10日間、一日も欠けることなく、連日、それなり(屋台とかポイント交換会とかじゃない)のイベントがありました。
逆に聞きたい。
イベントが額面通り、これまで通り熱いのであれば、どこで回収するの?と。
どのタイミングとは言わんが、持続的に店を営業していくためには、意図したガセ日が含まれていることは確定でしょう。
実際、この期間、店が赤字だったのは、5日と9日の2日間のみで、5日間に至っては出玉ベース(=換金ギャップ非考慮)で店の黒字でした。
※11日以降はがんばっているので、期間のチョイスに恣意性を感じ取れるかもしれませんが、記事執筆タイミングの都合上、偶然、このデータを採用しました。
さらに聞きたい。
仮に、イベントが期間中3回だったら、、、
おそらく、その3日間合計で店が黒字ってことにはならなかったのでは、ないだろうか?
というか、イベント内容にかかわらず、旧イベント日である5日だけ参戦していれば、無難に勝てたのではないだろうか?
なんなら、5日(特定日)のイベントがガセの代名詞クイーンズパレードやアツ姫取材であったとしても、普通に出てたのではなかろうか?
「高頻度」はそもそも矛盾(構造的欠陥)を抱えています。それだけで危険よね。
ガセの兆候というより、ガセ確定。
※もちろん、大型リニューアルとか新規開店ともなると、話は別です。
余談ですが、こうなると、大概の打ち手は気づき、イベントの集客力には陰りが見えます。
尿で例えるなら、摂取する水分が減り、汗だけが大量に出ていく=尿は減る。
出なくなる未来が見えますな。
5,安いイベントはガセ易い
すでにガセイベントが横行している以上、ガセイベントが組まれる際の構造を理解しておく必要がありますよね。
そして、それが理解できると、安いイベントほどガセ易いという結論に至れます。
では、どういう構造かというと、、、
費用対効果という言葉を聞いたことはあるでしょう。
100円払って(投資して)110円得られるのであれば、効果はあり、逆に90円しか得られないなら効果はなし。
これはイベントにも言えることです。
代理店への支払いが(イベント開催委託料的な)10万円だとして、それ以上の利益(粗利)の上乗せ分があれば効果あり。
要するに、普段の一日当たりの利益が20万円の店の場合、イベントを行うことで30万円になれば、そのイベントには価値があるということです。
どうかね?
仮にイベント費が3万円であれば、普段より10人程度客が増えさえすれば、効果が出るわけですから、やらない道理はないと思います。
何より、まったく客は増えなくても、損失はわずか3万円だし、ノーイベント日より客が減ることは理屈上ありえないので、いわばノーリスク。そりゃやるよ。
そして、安ければ安いほどいいって感覚にもなると思います。
ついでに派手なものならなおよし、ガセとして知られていないならさらによし。
といった具合で安いイベントは回収に使われることがほとんどです。
じゃあ逆に、イベント経費が50万円を超えるような場合だとどうでしょうか?(ワンゲームとか髭原人とかスロパチとかしーさ来店とか)
いくら稼働が上がるとはいえ、そもそも、50万かかる時点で費用対効果もクソも無く、利益の上乗せは見込めません。
考えてもみてください。どんな強い店でも、現実的な高稼働は4000回転ほど。
200台規模の店で、平均設定2(割99%)でまんべんなく稼働しても、得られる粗利はわずか50万円しかないのです。(全台設定1なら4000も回らないと同時に信用も失う)
換金ギャップ分はランニングコストで消え、ましてや設定6なんて使おうものなら、赤字は確定的。
構造的に利益は出せないので、目先の利益は度外視され、もっぱら還元目的に利用されるケースがほとんどということになります。
なので強い。
どのラインが分水嶺となるかは店次第、設置台数次第でしょうが、5万円未満はガセ前提の回収濃厚、10万円前後は店やタイミング次第、20万円以上なら少なくとも回収の意図はないと判断できます。
※有名人(故猪木とか江頭とかのりぴーとか)来店の場合は高額だけど例外で回収。
おまけ
ちなみにですが、イベントの経費が50万というのは、かなり現実的な数値です。
かつてビンゴ芸で一世を風靡した演者「トム」の来店には30万円近くかかっていたようです。
※実戦動画編集費と実戦ギャラでトムに20万円(確定情報)、そこに、代理店は5~20万円を管理費や手数料を追加して合計で30万円程度請求していたと考えるのが妥当でしょう。
仮に遠征させるとなると、さらに追加で一人当たり5万円くらい。
トムでさえというと失礼ですが、トムくらいの中堅でこれ。強演者?来店時は、利益など出るはずもないよね。
経費に関しては、人を使うと最低でも一人当たり日当2万円。動画編集が絡むと10万円、来店ナシなら1万円から、そこに代理店手数料が数万円というのが相場でしょうか。
かつてのドームガールで計算すると、全員が関西人だとして、本人、マネージャー、補佐の3人体制で毎回来てましたから、1来店で10万円くらいってところでしょうかね。
これで並びは20人は増えていましたから、十分に費用対効果はあったと思います。
でもパチ嬢に代わってからは、嬢が一人で来るようになったので、経費は半減か!?
ところで、私は3000円で来店しますよっ!
費用対効果抜群ですよっ!
「ボッタ店荒らしエスパーハウス襲来っ!」と煽れば、人気グループ「嵐」と勘違いして若い女性も来るやも!?
どうですか?ボッタ店の管理者のみなさん。
ご連絡お待ちしております。
つづく
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