株の暴落で生きてる気がしない皆様へ

katigumi-eye
さらば負け組の日々

新ニーサ勢へのアドバイス 4月8日付け

当サイト、エスパーハウスはパチンコパチスロ専門のウェブサイトです。
たまーに掲示板では競馬の話や世界情勢の話が出ますが、未だかつてパチンコパチスロ以外のことを記事化したことはありません。
それをやっちゃうと、パチスロの記事を楽しみにしていた一部の読者を裏切ることになりますし、一度でも書いてしまうと、なし崩し的に何度も書いてしまうような気がするからです。
自制していたんですね。

ですが、今回に限って、その禁を破り、株(ETF含む)について書きたいと思います。
一回だけっ!先っちょだけでいいから、許してね。ねっ!(?)

というのも、ここ数日の世界的かつ歴史的な株の暴落は皆さんの知るところ。
そのうえで、パチンコパチスロをやっている人は、ギャンブルに慣れているので、おそらく、FXや株、先物をギャンブル感覚でやっている人は多いでしょうし、何より、投資に対し変なアレルギーが無く、新ニーサが始まったこともあり、最近始めた打ち手も多いと思うのです。
むしろ得意でしょ、(サンドに)「投資」。(ゲラ)

今回の暴落で、そうしたニーサ勢=投資初心者のほとんどは、ほぼ確実に焼かれ、そして焦っていると思います。
スロットでは味わえない、一晩で十万単位で資産が目減りする日々に、すでにハゲかかっている人もいるのではないでしょうか?
特に、新ニーサで今年から始め、安全だと思っていたSP500やオルカン(オールカントリー)のETFにそれなりにぶっこんでしまった層と、配当狙いで個別株に手を出してしまった層は、メンタルを病んでいることでしょう。
中にはすでに圧?に耐え切れず、一部を切ってしまった人も多いと思います。

どこまで下がるのか?
もしかして、資産をほとんど失ってしまうのか?
森永卓郎は(日経平均株価が近々)3000円になるっていって死んでいったけど、その通りになりそう、、、

などなど、初心者に共通している不安はほぼ同じ。

そして、だったら、早めに切った方がいいのではないか?
株は損切りが大事だというし、、、
何より助かりたい。

と、早晩、手じまいを現実的に検討しているという心理状態も同じです。

こういった人たちに言いたいのよ。
救いたいと言えばおこがましいけど、後悔しないためにも、一読してほしいです。
(投資やETFに興味ない人は、ここでブラウザを閉じてください。パチスロネタはありません)

まず、2つの格言を思い出してほしい。
一つは、株は安いときに買って、高いときに売る。(ETFや投資信託も同様)
これが大大原則のはず。
今まさに株は安いとき。高いときに買った株をなぜ安くなった時に売るのか?
なぜセオリーの逆を行くのか??
買えとは言わんが、売る意味は全くない。

もう一つは、株で一番儲かった「人」は死人である
有史以来(?)株は長い目で見れば、ずっと右肩上がりで上がってきました。
途中、いろいろなショックで暴落することもありましたが、結局は上がってる。
なので、売らずに、持っていることが単純にして最適な必勝法なのです。
死人は株を売ることができませんから、最終的に一番儲かったのは死人というわけです。(実際データにも出てる)
確かにバブル期(日経平均37000円)の天井に買った人は、今、含み損になっています。
でも仮にこのまま25000円くらいに下がったところで、この35年間の「配当」を加味すると、トータルはプラス。
10年以上のサイクルで見れば、必ず、ホールドした人が最後(途中から)には勝っているのです。

次に、この暴落の背景について。
今の暴落は、説明不要、トランプ大統領による関税政策が原因です。
これを「革命」と呼ぶアナリストもいますが、コロナやリーマンショック、バブル崩壊と比べてどうでしょう?
決して構造的な信用不安ではなく、むしろ人為的なものですし、選挙は4年後にもあります。そこでトランプは再出馬できません。
何より、トランプが発言やスタンスを変えるだけで、「問題(原因)」は一気に解決します。
慌てて切った結果、発言一つで一気に戻ったとなると、、、それこそ養分でしかない。去年の8月のショックなんてのは、まさにそれでした。

とはいえ、決して楽観視せよと言っているのではありません。
最悪、4年間は低迷し続けるかもしれません。

ではどうすればいいのか?

簡単です。

ホールドするのです。(=売らない)

なぜか?

我々は素人です。
そもそも、素人に適切な買い時、売り時がわかるわけがないのです。

買うときも、売るときもいわば、運任せ。

だったら、運に頼る機会が少なければ少ないほど、「勝率は下がらない」とは思いませんか?
売買回数は極力減らす。これが一番固いやり方。
素人判断で、下がって不安だから、「確かな根拠もなく」手じまいする。
これでは「ハマったからやめる」という立ち回りと同じではありませんか?

耐えられない人は、(ポートフォリオや値動きを)見なければいい。
睡眠投資法、お祈り投資法、上等!!

何より、確実に言えることは、皆さん現物株(ETF)を買っています。
資産は一時的に半減することはあってもゼロになることは絶対にありません。配当だって入ってきます。

そして、もう一つ言いたいことは、預金(現金)だけで資産を持つということは、日本円に全額投資しているのと同じことです。
この一見、安全そうな預金という名の日本円にぶっこむ行為には二つのリスクがあります。
一つは、インフレが続くと資産は事実上目減りします。
100円で買えたものが120円になる。これ、ここ数年のことですよね。
自販機のコーラはあっという間に140円になりました。
手持ちの円は減っていませんが、価値は確実に減っており、数値に直すと、実質的には2~40%もの損失を出したことになりますよね。
そして、おそらく、このまま、インフレは続くことでしょうから、実感のないまま損はどんどん増えることになります。

もちろん、その逆で、今後円高が進み、インフレがデフレになれば、資産は増えます。暮らしもよくなるでしょう。

そのうえで、聞きたい。
日本円は今後、強くなり、日本の物価は安定し、数十年後もこの水準が続くでしょうかね?
牛丼はまた上がるぞ!大盛が740円になるらしぞ!

続かない!インフレはむしろ加速する!そう思ったから、あなたはSP500に投資したんじゃないんですか?
少し雲行きが怪しいからといって、即方針転換。一転して日本円に再全ベットするのはあまりにも短絡的で、資産に対し無責任すぎやしないかね?

もう一度繰り返しますが、実際に、ここ数年、預金(円)でもっていた我々の資産はインフレと円安によって、少なくとも20%は目減りしました。
20%ともなると、今の株の下落と同レベル。怖くて、損切りして逃げたいくらいの損失だあ。

でも、預金の額(残高)自体は変わらないので、その損失には気づきにくい。
だから、精神的プレッシャーも少ないし、損失の実感も無ければ現実味もない。

同じ20%の損失なのに、損益の見やすさの違いだけで、受ける精神的圧力がこうも違う現実!!

確かに、株は極めて短期間に暴落し、日経平均は40000円から30000円に25%も落ちました。
早かったゆえ、衝撃は大きい。
でも、日本円も対ドルで見ればコロナ前と比べれば、40%も下がってるのよ?わずか4~5年で40%。
実際にガソリン価格や電気代ガス代は為替の影響をもろに受け、50%近く上がりましたよね。
株以上に暴落してるんです、円は。危ないんですっ!!

円にぶっこむことのもう一つのリスクは、分散投資ができないこと。
分散投資は理想的な投資の在り方です。投資の基本でもありますよね。
(全額)預金で持つということは、分散投資というセオリーに反することです。
当然、一転集中ですから、仮にこのまま円安やインフレが進み続ければ、確実に死にます。資産価値が半減どころではないです。

だからこそ、円で全額持つのではなく、株(ETF)と組わせて持つことが大事なのです。

新ニーサで始めた人は、(投資額は)250万円くらいでしょうかね?
資産が500万円あるとすれば、ちょうど半々。
実に健全ではありませんか?

まずは、落ち着いて、全額、円で持つことの危うさを再確認しましょう。
そのうえで、初心に帰りましょう。

間違っても、全額円にベットしてはいけない。それだけは理解してほしい。

私からは以上です。

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